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(午前中は、銀行やプレゼン、午後からは現場。創業の頃を思い出す一日でした。邪魔だったかも 笑)

稲盛塾長夜話
塾長例会二次会問答

質問「大切な社員を引き抜かれてしまいました」

塾長「社員と一体感を持つためにフィロソフィを語れ」

自分を育ててもらった会社に後ろ足で砂をひっかけて出ていくような人間が、結局、どこにも行けなくなったのは、その社員の人間性がなした結果ですから、気を病むことはないのです。


「俺には、この会社には、そんなに魅力がないのか」と非常に残念に思い、経営者はその寂しさを私と同じく何度も感じられたと思います。

能力のあるなしに関わらず、会社で頑張ってくれる社員は、かけがえのない人材ですから、日頃から社員と心を通じ合わせ、一体感のある経営をしなければなりません

そのためにフィロソフィの話をしているのです。コンパをして胸襟を開いて自分というものを社員に知ってもらうことで、「待遇は決して良くないけれども、この社長ならばついていこう。

この人とならば生涯を共に歩んでもよいのではないか」という気持ちが芽生える人間関係が生まれるのです。普段は厳しいけれども、たまに垣間見る優しさや思いやりを感じ、いくら好条件の転職の誘いが雇用とも、ここで頑張りたいと社員が思い、また社長としてこの会社を立派にしてみせる。

その時はしっかり報いてあげようと思いを込めて、日頃から是非ついて来てほしいと話して、それに向けて実践していくことが必要です。

当然、やめていった社員もたくさんいましたが、そのなかでも「これは」と思う連中はついてきてくれました。やはり、社長に惚れ込んで、ついてきてくれる社員を創らなければならないのです。

そして、惚れてもらうためには、おのれを愛していたのでは誰も惚れてくれません。おのれを無くして、自己犠牲を払って社員のことを考えてあげるから、みんなが惚れ込んでくれるのです。そのことが非常に大事になります。
稲盛和夫


社員と心を通じ合わせるためにフィロソフィがある。塾長はそう言われています。鳳フィロソフィもそのためにつくってます

そして自分の心が一貫していれば、いったん離れたとしても思いは必ず伝わると信じて付き合う事が大切だと説かれています。

これはお客様との取引でも同じ経験があります。己を無くせと言われる塾長の言葉が身に沁みます。

情けは、人の為ならず~情けは、巡り巡って自分に返って来ると言う事が真理なのかも知れません。

世のため人のためにやりましょうね。君たちの誠実さは一番の武器です。

頼りにしてますよ。


今日もよろしくね。
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