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「食えなんたら、食うな」(関大徹著)に社長は便所掃除をせよという章がありました。(関さんは明治36年生まれですが50年以上の時を経て再販されました。執行草舟社長が恩人と呼ぶほどの本です)

その本には「陰徳は人に見せるものではない」と書かれています。しかし一方で私は社長です。諸君の模範とまではいかないものの俺は出来ないけれども君はこうしたら私よりもいい人生を送れるのではないか?という形を見せなければならない事もあります。それはご容赦ください。

禅寺を見るときは便所を見ろと、そこは修行の場であると言い切られています。

ある乾物屋さんのトイレにマッチ棒が落ちていたそうです。トイレに入ってきてそれをみた若主人が素手で掴んでゴミ箱に入れて、その手をゴシゴシと石鹸で洗い出したそうです。

それはごく自然な動作で著者は、「ああ、出来ているな」「彼は密かに便所掃除をしているな」そう思ったそうです。

一方で白昼堂々と社員の前でトイレ掃除をやる風景ほどの傲慢はないと言われます。

私も気をつけねば 笑

本日もご安全に。
それは人のためにやっているのではなく、自分のためにさせていただいている、その喜びを喜びとしていると言われています

「陰徳」とはあくまでも人の陰でやってこその陰徳であり、人に見られたら「徳」そのものが霧消するぐらいの心がけで挑むことと言われています。

「俺はこんなにいい事をしている。どうだ。」自分を誇る心が生じるであろう。その慢心が全てを帳消しにする。

不浄所の清掃という行は諸刃の剣と言われています。

50年以上前に書かれた本です。

本日は晴れです。
ご安全にお願いします。