憧れだけが人間を人間たらしめる事ができる。生き方には、垂直と水平の二つがある。垂直とは、不合理に耐える生き方、水平とは、自分の都合に合わせた生き方。垂直に生きるとは、同時代の名声や評価を求めない事を言う。当然ながら誰にも評価されないままに死に行く者もいる。

愚かさの中に、真の輝きを見出せる人間こそが、憧れに向かう人生を生きる事ができる。そうするためにこそ我々は、不合理を抱きしめる覚悟が必要となってくる。不合理を愛するとは、自己の人生に降りかかる矛盾をすべて受け取ると言う事である。

憧れに向かうとは、自己の生命を何ものかに捧げることだ。そしてそれを守る。相手のためでなく、自分の生命を自分の意思で相手に捧ぎ尽くす事である。それが生命の燃焼なのだ。そして自己の生命の燃焼だけが憧れに向かう自己の生命を築き上げることに繋がるのである。 
「憧れの思想」執行草舟 著より


執行草舟さんのこの本からお借りしました。この方は、凄い人です。普遍性や死生観が伝わります。

鳳諸君がこの意味がいつの日か分かる事を願っています。あえて説明はしませんが水平でなく垂直な生き方をしましょうね 笑

本日は、敬老の日ですが我々は、働きます。それが年配の方々へ感謝する行為ではないでしょうか。

本日もご安全に。