(神戸係長と新人の川中君です)

五交/安岡正篤
世に五交というものがある。
一を勢交 (勢力者に交を求める)
二を賄交 (財力ある者に交を求める)
三を談交 (能弁家に交を求める)
四を窮交 (困窮のため苦しまぎれに交を求める)
五を量交 (利害を量(はか)って得な方に交を求める)

いずれも恥ずべきもので長くは続かぬが、かく挙げてくれば真の交わりというものも人世には得難いものである。

鳳の君は、人と付き合う時に何を見ていますか?
一は、勢いのある者〜飛ぶ鳥を落とす勢いの様な状況を見て付き合う事を指します。

二は、いわゆるお金持ち〜財をたくさん持っている者が人格者に見えたり、偉く見えたりしていませんか?

三は、ペラペラ口が達者な者〜論語に「巧言令色鮮なししかな仁」と言う言葉がありますね。言葉が巧みだからと言って中身がいいとは、限りません。

四は、困ったり、苦境に立たされると人は離れていきます。そんな時に見境なく悪い人であろうがいい人に見えたりして寂しさを紛らわしたくなる、そんな事がないでしょうか。

五は、損得感情だけで判断する〜これは、よく見かけますがやってはならない判断方法です。上司がカッコ悪く見えるのもそんな判断基準の上司ではないでしょうか。

最近、鳳が好調ですが2社がこちらの条件で取引をしたいと言う会社がありました。1社は、18年前、に「取引は、現金引き換え以外しない」と言われた会社です。もう1社は、私だけでなく役員に保証をつけるように言われた会社です。

それが財や勢いや損得で判断すると言う事です。逆に言えば私は、苦しかった時にお付き合い頂いた恩や私がまだまだダメ社長だった頃でも辛抱して繋がってくれた恩を忘れません。

会社が良くなってきましたので君たちにも君たちの人間性に関係なく寄ってくる人たちが増えます。その人が本物であるかどうかをキチンと判断できる様な力を身に付けて下さい。

「君子危うきに近寄らず」危険な人物には、近寄らないで下さい。何より誠実さを基準に考えて下さい。

最終的には、縁とは、時間と空間が同じ人同士しか残りませんがそれは、いずれ分かるでしょう。

本日は、雨です。朝から朝礼有りのノー残業の日です。早く帰って下さい。そして仕事も私生活も大切に出来る会社になりましょう。今のままでは、社員の採用も厳しいです 笑? 笑えないか‼︎

(1ヶ月35,000円の社屋で自撮りする松浦社長です。生涯付き合いたい人物です)