仕事を正しく進めていくためには勇気が必要です。ふだん私たちは、周囲の人から嫌われまいとして、言うべきことをはっきり言わなかったり、正しいことを正しく貫けなかったりしてしまいがちです。仕事を誤りなく進めていくためには、要所要所で正しい決断をしなければなりませんが、その決断の場面では、勇気というものが必要となります。しかし、そこでの勇気とは蛮勇、つまり粗野で豪傑といわれる人のもっている勇気とは違います。真の勇気とは、自らの信念を貫きながらも、節度があり、怖さを知った人、つまりビビリをもった人が場数を踏むことによって身につけたものでなければなりません。 稲盛和夫


(水曜日の朝6時20分、朝礼の風景)


最近、稲盛塾長のお話を使わせて頂いていますが私の言葉よりも5兆円規模の会社に育てられた方のほうが君たちに響くと思うからです。君たちの頭に擦り込んで将来は、私の規模を超える会社にして下さい。名付けて「虎の威を借る狐」もしくは、「親の七光り」作戦です 笑


さて君たちに不満があるとすれば社内で衝突している場面を見かけない事です。

「小人は、同じて和せず、君子は、和して同ぜず」意味は、小者は、皆が賛成してるのを見て「ハイハイ私もです」と自分の意思と関係なく賛同する事を言います。立派な人は、反対意見があろうが皆が手を上げていようが原理原則で判断する人を指します。


仕事だけでなく生き方にしても後者の様な人物が皆が惹かれるのは、おわかりでしょう。私に対して媚びたり、へつらったりしなくなりましたがそれでいいのです。自分の意思で他人と話して下さい。

ただ皆が納得するだけの思考を持たなければなりません。 しかしその行為は、非常に勇気のいる事です。


長年、人を見てきましたがそれは、根が臆病である方が将にむいています。私も非常にビビりで本当に臆病な人間です。


中国全土を支配したジンギスハンは、戦で負ける度に、ついて行く人の数が増えていきました。戦い方よりも人間性に惚れるわけです。そして各班の長には、ひ弱で知力のある人間を登用しました。肉体が強く勇敢な人間は、部下に対してもそうである事を前提にして戦い方を考えるので失敗するからだと思います。


経営者でも根が臆病な方が成功していると断言出来ます。ただただ蛮勇で猪突猛進な経営者は、自分の身を滅ぼします。それだけなら自業自得で仕方がないのですが社員や周りの人を不幸にします。


「臆病でいい、臆病がいい」

その臆病を乗り越えた勇気こそ本物です


では、本日もご安全に。

読者の皆様もよき一日であります様に。


明日は、15時半、ボウリング大会&焼肉大会です。昨年ビリでしたが明日は、優勝を狙います。