先週、脳科学により稲盛哲学を科学する岩崎イチロー様とメンタルコーチのクレア様夫妻のお話を聞かせて頂きました。

塾長のお話を科学で解き明かすと言う興味深い検証でした。


人間には、ブレーキとアクセルがあるのだそうです。どちらも必要ですがブレーキが強過ぎると鬱になると言われました。

その後に脳は、一生、成長を続ける証明をされました。方法は、ジャグリング(お手玉)を毎日、練習した人の指の動きや動体視力を司る脳の部位が何歳になっても厚みが増したそうです。私は、平均58歳まで成長すると思っていたのですがどうやら訓練しだいで成長し続けるようです

また認知能力(学力やIQ)よりも非認知能力(人間力)が人の成功のカギを握り、それを鍛える事で認知能力も上がる事が分かりました。
(上記の図は、この式を更に細かく分けた形です)

人生・仕事の結果=考え方✖️熱意✖️能力
この式の中でも認知能力よりも非認知能力〜いわゆる熱意と考え方が非常に重要である事を示されています。

さらに集合知性とは、組織が一つになると発揮される知力であり、集団での活動を通じて個人では到底届かぬ様な、天才知性にさえも勝る優れた力を発揮できる能力だそうです。 

それは、
①全員が対等に発言できる
②メンバー同士が理解し合っており、お互いの気持ちをくみ取れる
③チームに一体感がある
この三つが大切で会社(組織)が一つの肉体の様になった時に火事場のバカ力的な知性が出現すると言われました。
集合知性〜それは、普通の人が皆で心、を一つにすると現れるそうです。

そして最も重要なのは、利他の心を持つ事です。それが下の図になります。
こちらが理想的な利他の組織です。日本的経営とも言えます。
こちらが西洋的な考え方です。

最近は、長時間労働や休みの時間ばかりが日本で問題になっていますが人間の生涯は、働く時間が長いのです。義務と権利ばかり、時間の代償が給料、なんか虚しくないでしょうか?楽しく仕事をする、今の仕事を天職まで突き上げる〜そんな労働観もあっていいのではないでしょうか?

せっかく生まれてきたなら「歴史に産を為す」「自らの存在が誰かを喜ばせる」そんな人間になりたくないですか?

結論を言えば誰かのためにと言う思いが素晴らしい知力を生み出すと言うことです。

では、今週もご安全に。
読者の皆様も元氣にお過ごし下さい。