万日回峰 山中康弘   

鳳凰はるか天空にあり  一挙、9万里はばたけり  知らず天地有情の間 孤影の百雷をもって来たらんを (10000歩まで毎日更新)

2021年09月

ど真剣という言葉


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(自宅の彼岸花とススキです)
よく人は「本気でやっている」「真剣に取り組んでいる」という言葉を口にする。だが結果の出ない本気や真剣さは、本気でやっているとは言えない」

ドトールコーヒーを一号店を原宿に出してから3年後に上場した鳥羽博道社長の言葉です。

「一生懸命やっているのだがうまくいかない」〜コロナのせい、景気のせい、日本のせい、社会のせいなどど言いたくなる気持ちも分かります。

しかし本当に一所懸命にやっているのでしょうか?本気でやっているのでしょうか?

もしかすると本気だと思っているのは自分だけかも知れません。特に社長が何かのせいにする様であれば会社は終わりです。

鳳は、皆さんが見ても分かる様にコロナの期間に別の会社に生まれ変わりました。

今のTOYOTAの創業者の豊田佐吉は、「人間のやった事は、人間がまだやれる事の100分の1にすぎない」と言われていました

鳳諸君がやっているそれぞれの仕事も同じです。常に創意工夫を強く意識して仕事をして下さい。

今の君たちは、もがきながらも自分の仕事を疑う勇気を持っている人が大半になりました。

その疑う心が有るからこそ今月は、売上げ目標達成し、受注ももうひと息まで復活しました。

私もよその会社と比べるのではなく昨日の我々と戦っています。ですから今月は、経常利益15%越えまで復活します。

今期累計10%越えは当たり前ですが、20%という高い目標を掲げて皆さんと共にやってきたからこそ実現出来ているのです。

まだまだ目標の半分ですが目指すべき道も分かっていると思います。来期の形は、皆さんに示しましたが再来期は、昇格、降格を含めてさらに組織を改革します。

皆さんの更なる成長を見込んでの計画なのでよろしくお願いします。皆さんが今の気持ちを忘れずに楽しく努力すれば必ず出来ます。

本日もご安全に。
ありがとうね。

機関誌92号

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(社長室が寺子屋状態です。社外からもいろんな人が来られます)

一人機関誌マラソンに切り替えましたが2周目なので塾長の言葉はもちろん諸先輩の言葉が教訓になっています。

本日は92号です。
お暇ならどうぞ 笑


機関誌第92号(平成21年6月号) 

塾長理念 「心は心を呼ぶ」

愛されるためには愛さなければならないように、心をベースとした強い人間関係を築くためには、経営者自らが純粋な心を持ち純粋な心の持ち主に集まってもらわなくてはならないのです。歴史をひもといてみれば、思いやりに満ちた利他的な心がもたらした偉大な業績には枚挙にいとまがありません。また逆に、人心の荒廃が、集団の崩壊をもたらし、たくさんの人たちを不幸に陥れた例も数多くあるのです。心が心を呼ぶということを忘れてはなりません。

⇒愛されなくても愛せる人間になりたいのですが中々なれるものではありません。しかし努めてそうふるまうように意識して、至誠を貫いていれば誠実な心の持ち主が集まってきて、そうでない利己の心の者が去っていくように思えます。自分の心が呼んだことが自分の環境となりますから、常に心を高め続けなければならないと思います。君子危うきに近寄らず~最近は、お互いのためにならない人からは、さっさと身を引くように心がけています。

塾長講話 「従業員を大切にするパートナーシップ経営」
 経営の経験がなかった創業時に「経営において確かなものは何だろうか」ということに絶えず悩んで眠れない夜が続いたのです。悩み抜いた末に、「人の心」が一番大事だという結論に至りました。うつろいやすく不確かなものも人の心なら、ひとたび互いが信じ合い通じ合えば、限りなく強固で信頼に足るもの、それも人の心なのであります。また、企業経営とは「経営者が自分の夢を実現するのではなく、現在はもちろん将来にわたり、従業員やその家族の生活を守っていく」ことにあると気が付いたのです。従業員を大切にするために高収益経営を目指してまいりました。売上を最大にし、経費を最小にすれば利益は後からついてきます。社内留保をしっかりと貯めていく強い財務体質を実現することは、従業員を大切にする、長期的な視点に立った経営なのです。
そのような経営をしていくのだと全員が納得するまで何時間でもかけて必死に話をしてきました。それでもわかってくれない社員にはベクトルが合わないのだからしょうがない、お互いに不幸になるのだからと辞めてもらいました。そのおかげでお互いの為ならどんな苦労でもするという人間関係を社内に作り上げることができたと思います。苦楽を共にできる、心が通じ合える従業員を育んでいくことが企業経営ではまず大切になってまいります。
末端の社員一人ひとりまでが自分の組織の経営目標を把握し、それぞれの立場で業績向上に全力を傾けるという、まさに「全員参加の経営」を実現することができるのです。そのようなことから創業間もないころから管理会計システムとして「アメーバ経営」と呼ぶ、小集団部門別採算制度を考案し、経営にあたってまいりました。

アメーバ経営は、成果主義をベースとし、従業員の功労に報奨金で報いるような制度ではないのです。たとえ金品で人の心を操ることができたとしても、それは一時的なみのでしかありません。アメーバ経営では、素晴らしい業績を上げ、信じ合う仲間から称賛と感謝が得られるという精神的名誉こそが最高の報償なのです。

イギリスの哲学者ジェームズ・アレンが、次のように述べております。
「汚れた人間が敗北を恐れて踏み込もうとしない場所にも、清らかな人間は平気で足を踏み入れ、いとも簡単に勝利を手にしてしまうことが少なくありません。なぜならば、清らかな人間は、いつも自分のエネルギーを、より穏やかな心と、より明確で、より強力な目的意識によって導いているからです」
いくら頭が良かろうとも、人間性で劣るものには絶対に後継者にしてはならないと思っています。それは、従業員から見て尊敬されるような人物かどうかで判断します

⇒人間性を含めて二代目を選ぶのは、中々に大変で、育てながら勝つことも難しいのですが日々それを念頭に入れて社長業に励みます

塾長夜話
 小さな組織の時には大変頼りになったけれども、組織が大きくなった現在、少し頼りなく感じる。しかし、その人があったから会社が今日まで成長できたわけです。やはり、その人を大事にしなければなりません。しかし、いくら話をしても「私を蔑ろにし、あの若いやつを社長にするにはイヤだ」というような人であれば、これは辞めてもらうよりほかにありません

⇒中小企業から脱皮するときの成長痛だと考えます。情に厚いが、情に流されてはならない。的確な経営者としての判断が求められます。そんな時に孤独感を感じますが強い意志が必要です。その場ですべて判断するようになりましたがまだまだそれが不正解の場合もあります。過ちと分かれば素直に改める社長でありたいと思います

われ虚心に経営を語る
深川真塾生 株式会社マリモ 代表取締役社長
創業1970年、事業内容:分譲住宅の企画・開発販売、ビルマンションの総合保守管理業務 売上高:655億円、従業員723名
「厳しい不況時に苦渋のリストラ断行」
 質問:リストラ断行。しかしそれは経営理念と矛盾する行為ではないか?赤字になっても、資本を削ってでも理念と雇用を守ることに与すべきか?

 塾長回答:気高い、素晴らしい理念を掲げて生きることこそが絶対に必要です。都合よく考えて経営していたのでは絶対に躓きます。リストラをやって良心の呵責でたいへん悩んでおられますが、それでいいのです。悩むべきなのです。ただし、決して卑怯なことをしたのではないと自信を持ってください。この不況の中で、なんとか会社を残して、残った社員を守っていくには、心を鬼にしなければなりません。会社を守ろう、国を守ろうという大義の前に、友を介抱しきれなかったというだけのことです。

⇒リストラ~私は、創業者なので自己責任のとれる範囲で会社を運営してきました。しかし二代目、三代目になれば業として受け継いだものなので大変だと思います。それをしないために強固な事業の五本柱をつくって次の社長につなぎたいと思います。

われ虚心に経営を語る
柳井智雄塾生 柳井電気興業株式会社 代表取締役社長
創業1947年、事業内容:電気機械卸売、電気に関わるエンジニアレングおよび保守業務 売上高:106億円、従業員136名
「ビジョンの明確化から始まった社長の道」
 体調を悪くした父親の指示で35歳で社長となった。父親からは「社員に対する愛情をもって物事を決めてくれ」と一言だけ言われた。創業者の祖父はことあるごとに「企業の持つ使命は、その社会の要求を満たすかどうかにかかっている」と言っていた。言い換えれば、社会的存在意義のない会社はいずれ消え去る運命あるということの裏返しだと考えた。
会社のビジョンを3部構成で考えた。1.存在意義 2.明るい未来 3.価値観
しかし、利益率が1%ほどしかないのに、賞与は夏冬それぞれ給与の1カ月分として、決算で利益目標を超えた分は社員に還元する決算賞与とした。若手社員との価値観共有の場としてイノベーション委員会を設けた。経常利益10%を目指し社員を幸せにすることが人生の目標となった。

塾長コメントでは、利益率が低すぎて危険です。ましてや成果配分の賞与市況はやってはならないことです。景気がいい時は社員は喜びますが悪いときにはモチベーションが下がります。利益が10%、20%の高収益企業にして内部留保をたくさん貯めて、世間よりは少しマシな給与と賞与をずっと出していくふうに安定した処遇をしていくことが大事なのです。

⇒最近は、塾長の利他心だけ真似すれば良しとして、実務の経営に関して置き去りにしている会社が目立ちます。やはり収益が出なければ社員の幸せなど夢のまた夢です。22期であと3か月残すところになりましたが10%すれすれのところで踏みとどまっている状況です。まだまだ不安なので社長としての責務をまっとうするためにやれることはすべてやり尽くします

学びに学ぶ
2007年全国大会発表者の同窓会は同期の桜会として毎年集まっていらっしゃるのですね。桑野さんは例会にも出ずに独学で機関誌で勉強され会計を徹底してシステム化し経常利益10%を超えられたそうです。

あの日あの時稲盛和夫
浜野義光氏 元京セラ専務  「トップ自らが技術者の心を持ち続ける」

「5年で他社の10年選手と同じくらいのレベルになれ。自分と同じ仕事をしているメンバーと比べてみて、自分が勝っていると思わなければうまくいかない。そういう研究者を目指して頑張ってほしい。競争相手には絶対勝とう。ライバルを意識して勉強しろ」

⇒ 研究だけでなく全社員が他社の社員よりも早く成長をしていけば会社が繁栄していくと思っています。仕事上、仕事外の学びが当たり前に出来る社風を持ち続けたいと思います。

研究員信条
1.  立派な研究員である前に、完全に京セラ精神を身に付けた立派な京セラ社員でなければならない。
2.  経済性を前提とした研究でなければならない。貴重な人材、資金を投入し、多くの経費を使用して、研究部を構成、運用しているのであるから、必ず会社の利益に直結する成果を上げなければならない
3.  常に新しく、かつ一層高度の知識を勉学し更に独創力を発揮することに努めなければならない。日常の業務を理由として之を怠ることは研究員としての資格を失う
4. 課せられた研究目的を完全に把握、理解し、合理的研究計画を樹立し、その目的を必ず達成しなければならない。
5. 時期を失した場合、得た結果は無価値に等しくなることを強く認識し、研究速度、研究能率を常に念頭に置かねばならない。
6. 研究環境は常に整備し、規律ある折り目正しい態度を身に付けなければならない。この環境においてはじめて信頼できる結果が得られる。

私の好きな言葉
「前憂後楽」
 本来の意味は、優れた偽政者は、人々が心配する前から物事を憂い、人々が楽しむのを見届けた後に自ら楽しむという、リーダーにとって必要な心構えを示していたものである。

⇒後楽園球場という名前は、そこからきていますが嫌がらずに艱難辛苦を受け入れなければ成長しません。このコロナ騒ぎも平時の時から考えてきた手を打っただけです。先に憂う人でありたいと思います。

特徴のある会社


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(横綱の引退が決まりましたが残念です)
「欠点なき会社よりも
特徴のある会社をつくる」


人間にも完全な人格者などいません。それぞれに諸々の欠点を背負って生きています。

会社も同じです。

それを恥じる事はないと思っています。むしろ特徴の無い会社の方が困ります。

鳳も他県や海外へ挑戦する準備を着々と進めていますが3年前までの事業では手も足も出ませんでした。それがようやくオリジナルな社業に変容しています

特徴などなんでもいいのです。他の会社と断然違う特徴が有れば可能性有りです。

他の会社ではやれないorやらない、値段が安い、値段が高いが大満足、常に新しい事に挑戦している、期待以上の仕事、会社のムードが他の会社と違う、いつも笑顔が絶えない〜とにかくなんでもいいのです。

皆さんの子供たちが社会人になる頃には、就職先の一つに選んでもらえる様になる事を目指しましょう。

老荘思想よりヒントを貰い22年前に鳳という名前もはるかと読ませて命名したのですが、社寺仏閣や重要文化財の保存のためにつけた様な名前です。

これも特徴になりました 笑
今月は、いいペースできています。来月で22期が終わり、12月より23期に入ります。

この調子なら笑って年を越せそうな予感です。油断せずにやりましょうね。

本日もご安全に。
ありがとうね。

読者の皆さんも増えていますが基本は、社員向けの話なので失礼が有ればお許し下さい。

皆さんのご健康とご多幸を願いつつ 山中康弘拝
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知行合一

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経営には、経験だけでなく勉強が必要だと言う事を知らない人はいません。

一人の経験だけでは到底追いつかないほどにスピードが速く、変化が多くなっています。

人の経験を我が経験にすれば、無用な努力や試行錯誤が避けられ、寄り道をしなくても済みます。

ですから諸先輩の機関誌の経営を深く読み込んできました。

目的を実現するためには、「知る」だけではなく、それを「実行」しなければゼロです。

研究や情報は、絶対に必要ですが何を学び何を知っているかが大切なのではなく何を為したかが大事です。

知った事はやった事ではありません。それが間違っていてもやり抜く事が大切ではないでしょうか。

我々の社業が成果として現れ出したのは、学びを経営に活かせる様になってきたからです。しかし15年ほどかかりました。

知ってるだけでやれない人では何の意味も有りません。経営の数字は、その通信簿の様なものです。結果としてそこに必ず現れます。

9月も残すところ後4日になりました。まだまだ経常利益20%には届きませんが利益が出ない物件がほとんど無くなりました。皆さんが工夫してくれているのが分かります。

来月も隔週休みが出来る形になり、3年後の週休3日のための高収益化を強く意識しています

我々も自分よりレベルの高い人と付き合ある様に心を高めて経営を伸ばしていきましょうね。

今週もご安全に。

機関誌第91号(平成21年4月号) 

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((昨日はソウルメイトの大坪社長が来社されました。いろんな事を教えて頂いてます)
本日は日曜日、グループ機関誌マラソンを抜けて一人でやっています。それでも手を抜かずにやる事が経営にいかせています

これからも鳳諸君と共に大切な居場所をつくりたいと思います

機関誌第91号(平成21年4月号) 

 塾長理念 「きれいな心で描く」
きれいな心で描く、強烈な願望でなければ、天が叶えてくれないような気がするのです。純粋な願望を持って、苦しみ抜き、悩みはてているときに、ひらめき、道が開けることがあります。「何としても」という、切羽詰まった純粋な願望が天に通じ、潜在的な力まで引き出して成功へ導いてくれたと私はそれを理解しています。

⇒創業時は、ピンチだらけで生きた心地がしない幾多の状況がありました。しかし何とかしなければと考えているうちにアイディアが浮かんできて切り抜けてきました。これからも「考えて、考えて、考え抜く」事を肝に銘じます。

塾長講話
「未曽有の経済危機とその対策」従業員を大事にする京セラの実践
 ・「際限のない人間の欲望が金融危機サブプライムローンを招いた」
一説によれば、この金融危機による損失は2千兆円にもなると言われています。アメリカの金融機関は自己資本をほとんど失い、リーマン・ブラザーズが倒産し、その他の金融機関も倒産寸前に陥りました。欲望の命ずるままに発展していくことが進歩であると思ってきたために、我々人類は環境問題で地球に黒い影を落とすことになり、今は金融危機という問題を突き付けられることになりました。
・「従業員とその家族を守るためにこそ経営者がいる。利他の心が文明の危機を救う」
我々は中小企業です。日本の99%は中小企業で、産業人口の7割を占めています。つまり大企業で働いているのはほんの一握りの人間だけです。心を高めなければ、立派な経営はできません。やさしい思いやりの心、つまり、美しい心にならなければ、経営というものはうまくいかないのです。今こそ足るを知り、利他の心を世界中の人類が受け入れ、今までの生き方を根本から変えていく大転換のときがきているのではないかと思っています。
・「動機善なりや、私心なかりしか」を座標軸にすえ判断する
江戸時代の近江商人は、売り手よし、買い手よし、世間よしという「三方よし」を商いの極意だとしてきました。
・「全従業員が一致団結してオイルショックを乗り切った京セラ」
雇用を死守するのが正道。人間にとってよきことを貫くことによってビジネスを成功させていこうと、私は皆さんに話してきました。僅か6か月で受注が十分の一になったときに、悩んだ末に、従業員を集めてこう話しました。「つくるものが十分の一になった。これをみんなで作ったのでは低い生産ラインとなってしまう。だから十分の一の人員でやろう。ラインから離れた人たちは工場の中を清掃してもらおう」つまり、従業員には交替で仕事をしてもらい、余剰となった多くの人たちには工場内の清掃、庭の手入れ、花壇の整備、運動場の整備をしてもらう、そういうことを何か月も続けました

・賃上げ凍結の決断と京セラ労組の勇断
幹部たちを集め、係長までの管理職全員の賃金カットを申し入れ、社長は30%、一番少ない係長でさえ7%の賃金カットをして、雇用を守っていこうと言いました。4月の定期昇給も凍結し、組合も了承。上位団体のゼンセン同盟はけしからんと京セラ労組に圧力をかけてきた。しかし、京セラ労組は、その圧力に屈しませんでした。「我々は労使一体で企業を守っていこうと思っている。現在の会社の状況を観れば、社長が賃上げを凍結してくれというのも無理はない。だから我々はそれを受け入れていこうと思っている。そのことがけしからんというのであれば、我々はゼンセン同盟を脱退する」と脱退してくれました。よくぞここまで決意してくれたと私は大変感謝しました。賃上げを凍結した年の7月、オイルショックから一年半ほど経って景気が回復し、同時に会社の業績も向上していきました。そこで私は夏のボーナスのときに、組合の要求に約1カ月分の上乗せをして、3.1か月のボーナスを支給しました。さらに、翌76年3月には、臨時賞与1カ月分の支給に踏み切りました。そして76年の昇給時、前年に賃上げを凍結した分を加算して、2年分の22%の昇給を発表しました。その間、1975年には、京セラの株価が2,990円を付けました。当時の株価トップのソニーを抜き、日本一高い株価を示したのです。従業員と一緒になって不況を乗り切ってきたことが、この結果につながったと思っています。

・「不況を乗り切る5つの対策」
不況は企業を強くしていくための節目なのです。
1.      従業員との絆を強くする・・・従業員と心をあわせて一緒になって乗り切ること。
2.      あらゆる経費を削減していく・・・細かい科目を見ながら徹底して不況時に経費を削減することは筋肉質となって強い経営となります
3.      トップ自らが営業の最前線に出ていく・・・トップが率先して営業に出かけることが大切です。
4.      新製品、新商品の開発に努める・・・従来の製品がうれなくなるのが不況です。マーケットが求める新しいものを開発すること。
5.      ありとあらゆる創意工夫に努める・・・景気が回復したときに発展する芽をつくっておくこと。

・「経営の原点12ヶ条」
不況を乗り越えるためにもあらためて実行していただきたい。
1.      事業の目的、意義を明確にする
2.      具体的な目標を立てる
3.      強烈な願望を心に抱く
4.      誰にも負けない努力をする
5.      売上を最大に伸ばし、経費を最小にする
6.      値決めは経営
7.      経営は強い意志で決まる
8.      燃える闘魂
9.      勇気をもって事に当たる
10.     常に創造的に仕事をする
11.     思いやりの気持ちで誠実に
12.     常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で


⇒不況時は、社長が営業の最前線に立つ~昨年は、塾長のいわれる手と自らの方法論をすべてやりました。それが結果的に増収増益につながりました。今期は、売上30%減ながら増益です。来季は、また増収増益計画に戻します。残り三カ月の行動と来期への仕掛けも終わりましたのでこれから新規事業の営業の先頭に立ちます。そして施工の現場も立ち寄るようにしたいと思います。

塾長夜話 「これからの盛和塾を見据えて」
2009年本部理事新年会
 盛和塾の方々というのは、私のフィロソフィをよく理解していただいて非常に心のきれいな人たちが多くいらっしゃいます。利他の精神のことをいつも口にされているくらい、よい心の方ばかりです。ですから、こういう厳しい状況であっても難を逃れることができるのではないかと思います。私が死んだときはこの会は解消したいと思います。もし、存続して後々争いが起こったら大変なことになってしまうでしょう。やはり、私一代限りで解消するように考えています。けれども、私の著書や教材など残っていますので、それを皆さんで勉強されるのは構わないと思います。

⇒私が死んだら塾を解散する~塾長の潔さを見習います。

塾長例会二次会問答
質問1:役員の報酬カットを社員に知らせるべきか
塾長回答:苦しいことは苦しいとストレートに伝えて、協力してもらうことのほうがいいです。

質問2:優秀な社員が辞めていきます
塾長回答:残ってくれた社員こそが優秀な社員です。ちょっと苦しくなって辞めていくような人は、いくら優秀であったとしても、決して会社の為になる人ではありません。本当に頑張ってくれる残った社員を大事にしていけば、きっと役に立ってきます。耐えて耐えて時間をかけて素晴らしい人財になるのです。そういう人たちはきっと会社を守ってくれますから、重役や社長にしていけばいいのです。決して賢そうな人を社長や重役にする必要はありません。

⇒「零細企業に入社してくれた社員こそが優秀な社員であり、不況でも残ってくれた社員が優秀な社員」~地味ですが一緒に泥水をすすって耐えて残ってくれている社員と共に上場や海外進出をすすめます。10年~15年キャリアが増えて会社がよくなりました。これからも誇りを持てる会社つくりをしていきます。

質問3:相手を思うばかりに厳しく叱ってしまいます
塾長回答:親が子供に叱るように、厳しいけれども、素晴らしい愛情があることが、叱られた方にもわからなければなりません。人格をおとしめるような、人をそしるような叱り方ではなく、仕事の内容についてやり方がおかしいと言って叱られるわけです。叱られて意気消沈しているときに「なあ、おまえ、頑張れよ」と言って送り出す。厳しさが厳しさのままで残ったのではよくありません。厳しさが全部愛情に変わって、最後に消える様でなければいけません。真の愛情をもって叱ることが大事です。厳しさがなければ会社というものは
うまくいきません。厳しい中に、真の愛情がやはりいるのです。

⇒最後には厳しさが全部愛情に変わるくらい愛情を持って叱ること~社長に叱られたことが社員の自慢になるような社長になりたいと常に思っています。今の時代、悪い意味で「平等」という言葉が大切にされています。平等ということは、一番遅い速度に合わせなければなりません。平等よりも公平さを大切にしたいと思います。

われ虚心に経営を語る
山内俊弥塾生 株式会社札幌白衣 代表取締役
創業:1953年、事業内容:職場ユニフォームの企画、製造、販
売上高:6億5,000万円 従業員44名
「営業活動への傾注度と従業員への接し方」

質問1:業績をよくするために、販売会社の社長として、営業面にどのような形でかかわればよいでしょう。また売り上げの現象に歯止めをかけ、利益の出る体質にするために、自分も含めて、どこを改善したらよいのでしょうか。
塾長回答:営業が苦手だとは言っていられない。思い込みと苦手意識を捨てて販社トップとして営業に邁進すべきです。売ることに苦手意識をもってはなりません。それをかなぐり捨てて営業に邁進すべきです。土下座して注文が取れるなら土下座する。私も喋るのは今でも苦手です。ところが会社の注文となれば、私は必死になります。営業は難しいことではありません。自分のところの製品を十分に研究し、この店にはこんな制服が似合う、こういう制服を着せたらもっとお店は繁盛するのではないかと、それが自分の商売であるかのように考えてプレゼンテーションをしていく。もし相手が納得しないのなら、「また新しいものを提案します」という。それしかないのだと思います。あの社長に褒めてもらおう。そう考えるだけでもワクワクしてくるというのが営業だろうと思うのです。

⇒弊社は、B to BがB to
Cに事業が移り変わっています。そのためにお客様に「ありがとう」と感謝されることが増えました。その言葉がどれだけ尊いことなのか感じています。会社は、「喜ばせ屋」だという事を忘れないように事業展開をしていきます。

質問2:社員の定着を考えた時、社長としてどう指導していくべきでしょうか。
塾長回答:なまじっか賢いので人の欠点が見えてしまい、それを注意する。自分みたいな社長について来てくれることはありがたいことだと感謝することがまず大切です。「ありがとうございます」という気持ちが心の底から出てくるような状態になれば、みんなが辞めていくことになるはずがありません。底には愛情があるのだということが、従業員にもわかるはずです。

⇒これだけ傲慢な私の元に10年も15年も辞めない社員がいることに心より感謝しています。

質問3:成熟した制服の業界にあって、どのように他社と差別化して業績を伸ばしていくべきでしょうか。
塾長回答:社長のあなたがまっしぐらに営業をする。それはただ単なる挨拶まわりではありません。お客様の会社を見て、提案する営業をしていけば、成熟した競争の激しい業界かもしれませんが、シェアは十分に伸ばしていけると思います。

⇒シェアを取るには御用聞き営業でなく提案型の営業でお客様の事業を伸ばす創造的な提案で差別化をはかり、お客様の成功に全力を尽くすことで、お客様との一体感が湧いてきた時に、お客様もファンになってくれます。相思相愛になるには、相手の事業を自分の事業のように思うことが大切かと思います。そうでなければ仕事に対して何の面白みがあろうかと思うのです。好きになる心を持つことが大切。人は会う回数で決まる。そして、現場を必ず自分の目で見ること。現場に真理があります。現場を知り尽くし、お客様の事業やお客様の人なりに惚れることが、自分に火をつけるモチベートとなります。そうすれば必ず仕事はうまくいつてきました。一方、トラブルのほとんどの原因はお客様を心から好きになっていない。現場に足を運ばない。気持ちが離れているから、因果応報の法則で相手も好きになっていない。結果、うまく仕事のコミュニケーションがはかれていないところでトラブルの芽が出てくるのではないでしょうか。

われ虚心に経営を語る
岩本政一塾生 有限会社ヨンマルサン 代表取締役
創業:1992年 事業内容:一般クリーニング業
売上高:1億7,700万円 従業員63名

質問1:新規設備投資にあたり、売り上げ規模と借入金の関係を含めたタイミングについてアドバイス頂きたい。
塾長回答:設備投資の基準はキャッシュフローの経営という観点からみるべきです。「税引き後利益+償却」で設備に再投資していけば健全経営となります。売上を大きくすることにあまり急がなくても良いと思います。自然にそうなっていくのならよいですが、急ぐ必要はありません。

⇒技術提携した知的所有権の扱いが悩ましいいです。自社でも特許案件が出てきましたがそんな見えない資産も蓄えていきたいと思います。

質問2:原油高騰時における値決めについて、ご指導を頂きたい。
塾長回答:「値決めは経営」です。非常に難しいです。売りと買いにはタイミングがありますので「案ずるよりも産むが易し」でポンと行く可能性もあますので、利益が10%ありますから耐えれるだけ耐えて、ある時期を見定めて、5%くらいの値上げをしてもよいと思います。

⇒我々もメーカーの値上げが続いています。この状況で値上げできることがうらやましい限りですが我々もコストダウンをしながらも材料分の吸収しきれない原価は、売価に反映せざる負えないと思っています。

質問3:パート比率の高い企業なので、正社員の雇用を増やそうと考えているが、その祭に心得ておくべきことは何か。
塾長回答:自分の右腕となって今の事業をみてくれるような力のある正社員を育てておかねばなりません。やはり中堅幹部として、4~5人は必ず要ります。そういう人たちを正社員として、あなたの弟かと思われるくらい必死になってヨンマルサンを守っていこうと要る社員を育てていくことが大事です。正社員を増やすとなれば待遇もよくしなければなりません。みんなが喜んでくれるように待遇をよくしたうえで、経費をもっと細かく見て減らしていくことで10%の利益を守っていくのです。

⇒待遇を善くして社員が喜ぶ、利益を残して会社も喜ぶ、お客様も喜ぶ、この3つを満たすことが大切かと思います。値決めは経営、最大の売上、最小の経費、~経費を徹底して削減しなければ、たやすく利益は出ないので如何に採算表で経費科目を細分化して徹底して削減しつづける意識を全従業員で習慣化しなければなりません。

心の研究
人生の達人たち 出会いの人間学
藤尾秀昭塾生 株式会社致知出版社 代表取締役社長兼編集長

・人生の極意「格物致知」
2,500年前に書かれた中国の古典に『大学』という本があります。人々の上に立って良い影響を与える人を「大人(だいじん)」と呼びますが、『大学』とは「大人の学」を意味します。人が大人になるためには何が必要か、その根本哲学を説いている本です。「大学の道は明徳をあきらかにすることに在り」これは簡単に言いますと、この宇宙や人生の法則を明らかにすることが、人の上に立つものとして最も大事にすべき道と言うことです。宇宙の理法、人生の理法を人々に知らしめてこそ大人であると『大学』は教えています。その時に大事なこととしてあげられているのが、「格物致知」です。「格物」とは者にぶつかること。つまり、人間の知識は体験を通じて学んだ時初めて本物になるということです。

・「天上天下唯我独尊」お釈迦様の言葉
「自分は独特の死命を持って生まれたのだ」と解釈する向きもありますが、「この宇宙において、あなたという命は過去にも未来にもたった一つしかない、かけがえのないものだ」と教えるための言葉ではないだろうかと考える。

⇒お互いが尊い存在を持っていて誰一人不要な人間などいないという意味だと理解しています。


 ・「念ずれば花ひらく」板付真民先生の母親からもらった言葉
「創造する人間は、絶えず危機の中に身を置いていなければならない」とぼそっと言われたときに頭をガーンと殴られた気がした。

⇒安定は不安定に向かいます。だからこそ常に組織をある程度不安定にしてストレスをかけなければ次元上昇しないと考えています。

・「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に」森信三先生の言葉
「休息は睡眠以外には不要、という人間になること。すべてはそこから始まるのです」その道を究めていこうとしたら、それほどの覚悟をもたなければならない。
人と本当に出会うには自分の側に「憤(ふん)」の心がなければならない。「憤(ふん)」とは感動し、感激するということです。『論語』の中に、孔子が自分自身を分析して「憤(ふん)」を発して職を忘れ、楽しんではもって憂いを忘れ、老いの将に至らんとするを知らざるのみ、という一説がある。「憤(ふん)を発しては食を忘れる」とは、素晴らしい人や本や言葉に出遭ったら、食事さえ忘れるほど感動し、感激するということです。心に「憤(ふん)」を持っていなければ、せっかくの素晴らしい出会いも体験も、実を結ぶことがなく終わってしまう。

・一流の人で「仕事と遊びと学びは別」という人は居ない。名人達人の域に達すると、すべて一体のものなんです。もう一つ、一流の人たちに共通しているのは、いくつになっても学び続ける姿勢です
 ⇒二兎を追う者は一兎をも得ず~というのが先人の教えですが一つを極めた者は、基本がしっかりしていて自分の体験を抽象化しておいて未知の出来事に対してそれをうまく使っているようです。私もそうならないとと思いますがまだまだ精進が足りません。

学びに学ぶ
「叱られるたびに前進する」
ワタベウェディング株式会社 会長 渡部隆夫塾生

・「こんな暇があるなら会社で仕事しろ!! 僕なんか6時に会社を出たことがない」
30年前のJCの経営開発委員会の講師できた稲盛塾長から叱られたのが最初の出会い。アメーバー経営を教えて欲しいとお願いすると「そんなこと自分で考えろ!!」とよるすべもない。その時に気づかせてもらったのは、仕事は「質×量」で業績が決まってくるということだ。とにかく365日、誰にも負けない努力をしてみた。まず姿勢から入らなければいけないと思ったからだ。トップがものの考え方の基準をしっかりと持つこと。自分の思想を社員のなかに移すこと。経営そのものをうまくやること。誰にも負けない努力をすることなしに経営がうまくいくはずがない。努力、努力、すべてがそこです。最初の土台は、誰にも負けない努力、経営姿勢、これに尽きます。

⇒会社が善き方向へと動き出しました。ここ数年、人事、事業の方向性、組織つくりなどあらゆることで厳しい選択を迫られましたが勇気をもって決断してきたことが結果に表れていると思います。

・「従業員を守るために内部留保がある」
キャッシュで半年くらいの給料は払い続けられるような蓄えを最低限持っていなければならないのです。

⇒ようやく1年半ぐらい仕事が無くても払えるだけの体力がつきました。私は、身内でなく社員に会社を渡しますが皆が嬉々として働けるような組織を永続できるように精進します。

・「不易流行」
何を変えなければならないのか、何を変えてはいけないのかを学んでいく。変えてはならないのはフィロソフィ、つまり人間として何が正しいのかという出発点。

 ⇒流行に振り回される時代です。その中でも変えてはならないことを心得てぶれない経営を継続します。
・「会社の業績=社風(50%) ビジネスモデル(20%) 熱意(30%)」
⇒社風~会社にどんな風を吹かせるのか?それを常に意識しています。そして社長の熱意が大切だとコロナ以降常に意識しています。

・「学べば学ぶほど課題が出てくる」
⇒会社がコロナ以降明らかに次元上昇しました。それに油断しないように次のステップを目指します。

・稲盛塾長は、経営者として神様の存在ですが、それとともに人間としての生き方の師でもあります。

あの日あの時稲盛和夫
京セラ岡谷工場 北條文範氏 伊藤文夫氏 川西孝則氏 浜一栄氏
「合併を経て幸せを得た」

ヤシカは組合活動が激しく闘争をしていた。経営が傾き京セラと合併するとこととなった。京セラは助けてあげるという姿勢ではありませんでした。稲盛塾長が抜き打ちで工場へ行くとみんな一所懸命に働いている。「自分は現場に行ったが、従業員がこんなに働いて、幸せにならないのはおかしい。一生懸命に働く者が、正直者がバカを見ない世界を作りたいという一心なのだ」と稲盛塾長は言われた。ヤシカの一般社員からの合併反対の動きはありませんでした。

人の嫌がることを笑みをもって進んでやることを学ぶために幹部社員は研修同上に一週間ぐらい行きました。先ずは感謝の心を知り、自分が生きているのは一人の力ではないということを学びました。ヤシカ社員の一番の心配は労働条件でした。その時塾長は「ヤシカの労働条件で京セラのそれよりいいところは残す。ヤシカの悪いところは京セラに合わせる。これが原則だ。それからもう一つ大事なことは、ヤシカの歴史を否定することはしない」勤続年数を引き継ぎ、京セラで勤続30年表彰を頂いた。また、コンパ会場ではまだ正式に京セラマンになっていない我々に対して京セラの人たちの心からの歓迎に我々ヤシカのメンバー全員が涙したものでした。合併される側をこんなにも歓迎してくれるという考え方は、どこからきているのだろうかと思いました。
ヤシカ時代はせめてボーナスをまともにもらいたいと思っていました。京セラに合併された途端に、あんなにボーナスを支給していただいて、本当に感謝しています。我々は素晴らしい会社に入り、良いリーダー、良い仕事に出遭えて、精神的にも充実していました。

⇒合併の成功率は、5%しかありません。今の私には、その賭けが博打に見えてしまいます。しかし買収する側になった時には、このような思いやりを忘れないようにしたいと思います。塾長の正直者がバカを見ない世界を作りたいという一心が従業員をモチベートし一生懸命に働く、そして結果として幸せにしていきます。素晴らしい合併の心得だと思います。徳で治める徳治合併は善きお手本です

私の好きな言葉 「守破離(しゅはり)」

先ず正しい基本をしっかり身に付け「守」、それを基に自らの工夫、応用を加えそれらを発展させ「破」、新しく独自のものを創造する「離」。囲碁や将棋の世界でも「定石は非常に大切だが定石のみに囚われていては一流になれない」と聞いたことがあります。守破離とは物事の習得の段階を示した教えであると同時に、修行の過程における事故の段階をも示す道しるべでもあります。
木原俊壱氏(脳神経・脊椎脊髄外科医)

⇒弊社も「守破離」の「離」の局面に入りました。ここ3年は、超ワンマン経営で乗り越えました。しかしこのやり方ではここが限界です。第23期よりダブル常務体制で全体の指示系統を私から分散することにしました。それぞれが主体性をもって突き進む組織に変えていきます。




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