万日回峰 山中康弘   

鳳凰はるか天空にあり  一挙、9万里はばたけり  知らず天地有情の間 孤影の百雷をもって来たらんを (10000歩まで毎日更新)

2020年01月

白駒妃登美塾長

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(本の数々ですがお付き合いの頃はまだ三冊出されたぐらいでした)
昨日の続きです。塾長?私は白駒妃登美主宰の「和ごころ塾」の一期生です。

一番と二番には大きな差があります。一番は、見えない世界、二番は、見える世界。そこに飛び込むのは大バカでなければ出来ません 笑

さて、昨日の講話の続きを書きます。働き方改革をバカな政策だと思っていましたがその本質は、高齢者社会と少子化対策である事を国は、説明して欲しいものです。

1964年、私が生まれた年に中小企業を守る法律ができました。

中小企業基本保護法です。時代が移り変わり会社として生き残りながら、高齢者福祉を守るり国を守るには生産性を2倍に高めるしか方法はありません。

それは、人口が増大し続ける世の中では素晴らしく、一時は、経済大国と呼ばれるほどでした

仕事を分け合う事で職場をつくり出して、もちろん失業も無く終身雇用や年功序列が成り立つほどでした。

極端に言えば国は一人で出来る仕事を二人で分け合う様になっていきました。逆に言えば一人当たりの生産性は二人で分け合う形になります。

もちろんホンダやソニーや京セラなど世界的企業も輩出しましたが中小企業の優遇措置のために大きくなる事が損をするという意識が働いてきました。

例えば缶ジュース一本つくるのに私か大勢の人がいる組織か?を考えてみればわかると思います。

私は、缶のパッケージから宣伝から一人でやり、中身もどうするか?それにともなう設備投資〜考えただけでも負けるのが分かるのではないでしょうか。

私は、3年で所得を倍にする事を皆に宣言しました。しかし今の鳳がやれば一年ももたずに倒産です。だから考え方を根本的に変えなければなりません。

今月も達成しましたが事務的な抜けがなければ最初からその数字が見えていたかもしれません。そのぐらいではダメなのです

働き方改革とは一人当たりの生産性を上げる事です。それを皆でやりましょう。4月より祝日お休みにしたのはそういう事です。休みという権利には義務がつきます。

それが対称性の思想です。
自然から何かを貰えば何かを返さなければならない。ごく当たり前の事です。

もちろん昔の日本特有の労働観は残すのです。目の前の人を笑顔にする。自分という存在は、誰かが喜んでくれた時にのみ認められる。

働く原点を思い出させてくれた白駒塾長でした。










二宮尊徳翁のお話

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昨日は、弊社が加盟するIBMユーザー研究会への参加でした。クラウドの今後の進化のお話でしたが音痴の私にはさっぱりわかりません。

それでもいいのです。分かる事に時間をかける必要などありません。本も同じで自分の理解できる本を読んでも時間の浪費に過ぎません。
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しかし、本日の基調講演は、白駒妃登美塾長でした。株 ニシイ さんで知り合って「和ごころ一期生」として講話を受講し、いろんな学びを頂いています。

今日はいろんな引き出しの中から「二宮尊徳翁」のお話でした
「山ちゃんが聴いた事がない話」をと言われていましたがその心遣いに感謝です。

中でも尊徳翁がある年、夏にナスを食べた時に秋ナスの様な味覚に気づかれたそうです。

そしてこの年は冷夏で米が育たずに大飢饉になると予想されました。

人は第六感というか直感という言葉を使いますが自然の起こる現象を常に意識しているからこそ起こる現象かもしれません。

余談ですが勘と言えばダライ・ラマが亡くなると僧侶たちが街を周り子供たちを見て回り次のダライラマに選ぶそうです。これも勘なのですが輪廻転生という概念も生きているのかもしれません。

そんな尊徳翁は、村人に育ってきている稲を全部抜かせて、早く育つヒエや粟を植え替えさせたそうです。

案の定、その年は日本が冷夏に襲われ、大飢饉になりました。他の地域では飢え死にする人が続出する中で尊徳翁の村だけは一人も死人を出ませんでした。

この出来事は、その勇気や決断と同時に目の前で起こる現象に注意する事の大切さを教えてくれます。

「道徳なき経済は、罪悪である、経済なき道徳は寝言である」

そんな尊徳翁の言葉が身に染みて分かる講演でした。

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塾長のメインテーブルに私も招かれましたが知り合いは私だけの様でゆっくりといろんなお話が出来ました。

そんな意味で少しはお役に立てたかもしれません。そして社内研修をして頂いたドクスメの清水店長は白駒妃登美塾長からのご紹介です。

一つのご縁を大切にしているとこの様なご縁が出来ていきます。鳳の皆さんもこんなご縁を大切にしてくださいね。

最近ようやく他人から見たら無意味に見えた私の人の繋がりが人様のお役に立ってきた感じがします。

損得抜きよりも人格を高めていけば人格の高い皆さんに出会うのだと改めて実家しました。
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一月も明日まで。

毎日寒い中ありがとうね。

こんな風に自由に振る舞う私を生かしてくれている鳳諸君には心から感謝しています。

本日もご安全に。



















唯識(ゆいしき)

唯識と共生の意味を問いかけられましたので書いておきます。

唯識とは「人生で起こるどんなことも、自分の心の中の出来事に過ぎない」という考え方です
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図でするとこんな風に全ての心の中にあると言う考え方です。

その心の中での感じ方を書くとこの様な八つの識に分かると言われています。
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感覚の五識でいろんな情報を集めて総合的に意識という形になります。これが思考にあたります。

意識の下の末那識(まなしき)は、我々が肉体があるからこそ感じる欲です。

そして阿頼耶識(あらやしき)は、仏教的に言えばご先祖さまからの善悪の行為をしてきた事の全ての種子がゴロゴロ転がっていてその本人が望むものが思考の中で蘇り、その本人の思いを手伝うという感覚でしょうか。

良き事を思えば良き事が起こる、悪しき事が起これば悪しき事が起こると言われるのはそのような現象を指します。

「共生」について。

唯識とは、全て、自分の心と言いましたが全ては私が感じる世界だから気に入らないものは破壊するのも自分の勝手と考える事も出来ます。

例えば植民地化や原爆を落とす事も仕掛ける方は、正義と考えるわけです。

そうならないために共生〜共に生きるという感覚が必要になります。

覇道ではなく、王道というのは、そんな道を指します。
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今日は雨が降っていませんが厚い雲が遠くに見えます。

本日もご安全に。



感謝と謙虚

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「人間、自分が本当に強くないと、感謝ができない」

「人間、自分が本当に強くないと謙虚になれない」

河合隼雄先生の言葉です。

感謝の言葉を語るのではなく誰も見ていないところで感謝出来るという事は「心の強さ」という事を言われています。

私も「社員のみんな、よく俺の様な未熟な社長についてきてくれるな」有り難いと思う〜そんな心が大切な様です。

心の弱い人は、誰かに感謝すると、ますます自分の弱さが曝け出される様な気がして感謝が出来ないとも。

私もまだまだ未熟です。自己嫌悪になって恥ずかしくなったりもします。これでも落ち込む事は日常茶飯事です。

それでも自己嫌悪になった時にその時の自分を静かに見つめる事も大切ではないかと思います

そういう自己嫌悪は度が過ぎると精神がやられますが翌日の朝にはけろっと出来るぐらいのものならば成長に大きく影響するのだと思います。

本日もありがとうね。

読者の皆さんも寒さやウィルスの感染には充分に気をつけて下さい。








システムの劣化

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昨日は、逆ものさし講岡山へ出席しました。清水店長はいつもの様に普遍的なお話でした。

いつもの事ですが講話を拝聴すると背筋がピンとします。

ホームレスが糖尿病になる日本という出だしから始まりましたが確かにその通りです。道端で飢え死にした人など見た事がありません。

そのぐらいに平和な国です。水も安全も当たり前で深夜0時に一人の女性が歌舞伎町でさえもうろうろしようが危ない事も無いと思います。

水も安全も当たり前でさらに何を世の中が与えてくれるのだろう?そんな平和ボケのにおいがします。

そんな時は救世主的な人が現れにくいのが世の常です。

清水店長のお話
①システムの劣化
格差社会戦争という言葉を使われました。格差の中でいろんな争いが起こってきています。芸能人のたった1組の不倫の話で世の中のテレビが大騒ぎするなど狂っています。

システムの劣化というのは、昔はそのルールで良かったというのが時代を経てその決まり事が通用しなくなったという事です

ですから時に応じて振り返る事も大切です。そもそも何のためにこのルールがあるのか?

その基本を忘れない様にしてください。善悪というのは時代の評価で時に応じて変わります。
バブルの前は土地を買うのが善ではじけたら悪になります。

我々も経典主義に陥らない様にしましょうね。

本日は会議です。

雨で苦しいのですがやっていきましょう。

本日もご安全に。




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